雑記 [TOPIKⅡ初受験!]
4/21(日)にTOPIKⅡ(=韓国語能力試)を初受験してきました!
受験してみた感想、これから受けようとする人に向けてレビューしたいと思います。
① 韓国政府が実施する唯一の外国人向け韓国語試験!
TOPIKは韓国側が実施しているものなので、出題は全て韓国語です。
初めて受験される方は事前に過去問を見ておくと良いでしょう。
また試験管も韓国人の方が多く、会場に入ってすぐ「アンニョンハセヨ」と言われたのが印象的でした。
②カンニング対策がすごい
私は英検、TOEIC、TOEFL、ハン検等様々な試験を受けてきましたが、
携帯を回収されたのは初めてでした。
回収された携帯は1つのバックに収められますが、管理はどうなっているのか気になります。
またテスト問題は2種類あり、受験番号が偶数か奇数かによって問題を配られます。
受験大国だからこそのカンニング対策なのでしょうか。
③中級者には難しい
最近になってTOPIKは2つに分かれ、Ⅰは初級者、Ⅱは中~上級者に向けて開催されています。
2つに分かれたことによって、Ⅱを受ける中級者には難易度が高く感じられるかもしれません。
私はハン検3級を持っていますが、듣기(リスニング)も읽기(リーディング)も最後の方がボロボロでした。
읽기に関しては最後の10問に目を通すこともできませんでした。
④쓰기(ライティング)の時間が少ない
リスニングの後に쓰기のテストがありますが、のんびりやっていては終わりません。
一文補充4問と、200~300語の作文、600~700語の作文を終わらせるにはスピード感がなくてはいけません。
私は中級者にしてはすらすら書けましたが、2個目の作文で500語程度しか書けずに終わってしまいました。
(分かち書きの分、表示語数よりは少ない)
今後TOPIKを受けられる方は頑張ってください!
雑記 [日本人にとって韓国が面白い理由]
突然ですが皆さん、韓国は好きですか?
最近はK-POPやチーズタッカルビなどの韓国文化が流行っているため、
韓国に好意を抱いている若者が多いのではないでしょうか。
では、日本人全体ではどうなのでしょうか。
第6回日韓共同世論調査によると、韓国に対して「良くない印象」を持っている日本人は46.3%にのぼりました。(2018年)
約50%、2人に1人は韓国を良く思っていません。
この結果からも分かるように、日本の中には「反韓感情」が存在しています。
これは韓国にも言えることで、韓国人の50.6%が日本に対して「良くない印象」を持っているそうです。
(※個人の意見なので、反韓感情、反日感情を無くすべきとは思っていません。)
お互いに嫌い合っている状況は変わりませんが、かすかに違う点があると感じています。
それは、「国家と国民」という2種類の視点です。
私が思うに、韓国人の方が国家と国民を区別して考えている感じがします。
歴史認識・領土問題などの面で日本が嫌いだけど、日本人や日本文化は好きといった感じです。
実際、韓国人を「昼は反日、夜は親日」と表現している本に出会ったこともあります。
私も似たような経験をしました。
ランダムビデオ通話アプリで韓国人と出会った際、カタコトの韓国語を駆使して仲良くなることができました。
1時間近く語り合った時、不意に相手が質問をしてきたのです。
「독도는 누구 땅일까요? = 独島(竹島)は誰の土地ですか?」
何で急にそんなことを聞いているのかと思いましたが、私はあくまで日本の土地という立場で答えたところ、
急に通話を切られてしまいました。
その時は少しイラッとしましたが、ここまで対応の差があるのかと感心しました。
1人の日本人としての私とは友好的に話をし、政府の見解を支持する私とは一切話をしない、
このくらい国家と国民を区別できているのは良いことではないでしょうか。
それに対して日本人はどうでしょうか。
もちろん全員ではありませんが、「国家と国民を混同する」風潮がある気がします。
ヘイトスピーチはその一例ではないでしょうか。韓国が嫌いという気持ちは分かりますが、
「朝鮮人は〜」と言って人格否定すると話が違ってきます。
また、2013年頃からK-POP人気が下火になったのは日韓関係の悪化が原因だと言われています。
私も当時応援していたアイドルが「역사를 잊은 민족에게 미래는 없다 = 歴史を忘れた民族に未来はない」という投稿をして、K-POPから気持ちが遠ざかりました。
しかしよく考えてみると、韓国政府の姿勢とK-POPという業界には関係がありません。
(※K-POPアイドルの反日行動がメディアで取り上げられますが、全体の中では少数です。)
ここで私が感じたのは、
日本人の多くは「韓国という国家の枠組みだけを見て、中身を構成する韓国人を充分に見れていないのではないか」ということです。
これでは韓国の有する素晴らしい人、文化を心から楽しむことができません。
楽しむことは愚か、隣国の事を知らずに死んでいくこともあり得ます。
そんな状況だからこそ「韓国人・韓国文化」に対して目を開けた時、盲目から開放されより一層魅力的な韓国を発見できるのではと思います。
フィリピンでの体験 No.4
右の写真はマニラの空港から車でわずか10分の場所で撮られたものです。
この隣のドミトリーに宿泊したのですが、景観的に良いとは言えず、何とも言えない臭いも漂ってきました。
最寄り駅には野良犬が数匹居座っており、片足が動かない子犬もいました。
到着してすぐ慣れない光景に驚きましたが、これだけでは済みませんでした。
夜は近くの教会に行ってみました。
さすがキリスト教国、多くの人が礼拝をしていましたが、ここに集まる別の理由も存在していました。
私も礼拝を体験して帰ろうとしたところ、5歳くらいの子どもが近寄って来て、
“No food. No money”と言ってお金を求めてきたのです。
あの時の光景を今でも鮮明に覚えています。
直接訴えかけられるあの感覚は、実際に体験した人にしか分かりません。
画面越しからはこの現実の質感をそのまま伝えることは難しいでしょう。
この時、私は本当の意味で「貧困」を理解し、日本で暮らせていることに感謝をしました。
この経験から、自分を取り巻く環境は当たり前ではない、無駄に生きてはいけない人生だと感じ、
同時に世界の人々のための活動をする必要も感じました。