雑記 [日本人にとって韓国が面白い理由]
突然ですが皆さん、韓国は好きですか?
最近はK-POPやチーズタッカルビなどの韓国文化が流行っているため、
韓国に好意を抱いている若者が多いのではないでしょうか。
では、日本人全体ではどうなのでしょうか。
第6回日韓共同世論調査によると、韓国に対して「良くない印象」を持っている日本人は46.3%にのぼりました。(2018年)
約50%、2人に1人は韓国を良く思っていません。
この結果からも分かるように、日本の中には「反韓感情」が存在しています。
これは韓国にも言えることで、韓国人の50.6%が日本に対して「良くない印象」を持っているそうです。
(※個人の意見なので、反韓感情、反日感情を無くすべきとは思っていません。)
お互いに嫌い合っている状況は変わりませんが、かすかに違う点があると感じています。
それは、「国家と国民」という2種類の視点です。
私が思うに、韓国人の方が国家と国民を区別して考えている感じがします。
歴史認識・領土問題などの面で日本が嫌いだけど、日本人や日本文化は好きといった感じです。
実際、韓国人を「昼は反日、夜は親日」と表現している本に出会ったこともあります。
私も似たような経験をしました。
ランダムビデオ通話アプリで韓国人と出会った際、カタコトの韓国語を駆使して仲良くなることができました。
1時間近く語り合った時、不意に相手が質問をしてきたのです。
「독도는 누구 땅일까요? = 独島(竹島)は誰の土地ですか?」
何で急にそんなことを聞いているのかと思いましたが、私はあくまで日本の土地という立場で答えたところ、
急に通話を切られてしまいました。
その時は少しイラッとしましたが、ここまで対応の差があるのかと感心しました。
1人の日本人としての私とは友好的に話をし、政府の見解を支持する私とは一切話をしない、
このくらい国家と国民を区別できているのは良いことではないでしょうか。
それに対して日本人はどうでしょうか。
もちろん全員ではありませんが、「国家と国民を混同する」風潮がある気がします。
ヘイトスピーチはその一例ではないでしょうか。韓国が嫌いという気持ちは分かりますが、
「朝鮮人は〜」と言って人格否定すると話が違ってきます。
また、2013年頃からK-POP人気が下火になったのは日韓関係の悪化が原因だと言われています。
私も当時応援していたアイドルが「역사를 잊은 민족에게 미래는 없다 = 歴史を忘れた民族に未来はない」という投稿をして、K-POPから気持ちが遠ざかりました。
しかしよく考えてみると、韓国政府の姿勢とK-POPという業界には関係がありません。
(※K-POPアイドルの反日行動がメディアで取り上げられますが、全体の中では少数です。)
ここで私が感じたのは、
日本人の多くは「韓国という国家の枠組みだけを見て、中身を構成する韓国人を充分に見れていないのではないか」ということです。
これでは韓国の有する素晴らしい人、文化を心から楽しむことができません。
楽しむことは愚か、隣国の事を知らずに死んでいくこともあり得ます。
そんな状況だからこそ「韓国人・韓国文化」に対して目を開けた時、盲目から開放されより一層魅力的な韓国を発見できるのではと思います。